これが伝統工芸の粋!
職人、伝統工芸が育まれる街、それら全部が醸し出す空気感。
日本の伝統工芸に触れたことで、世界各地にも伝統工芸があることに気づきます。
だから歩き、物に触れ、人に会う。
そこで感じるのは土地ならではの文化、
そして昔から今に続く歴史の流れ。
なにより創造力と続けていく力。
「伝統工芸がおもしろい!」と思ったきっかけを「CraftArtist Concept Blog」に、
CraftArtist Image
日本酒の蔵元、宮城は三陸・気仙沼の「男山本店」です。いやあ、日本酒の蔵、行ってみたかったんですよね。
なぜ三陸の地名はどこの陸が三つなのか、日本酒の蔵はなぜ寒いところが多いのか、なぜ地酒はそれぞれ味が違うのか。
蔵元を見て、淡々と話しつつもお茶目な杜氏の思いに触れ、また日本酒が好きになりました。
漆塗りって、艶があってきれいですよね。
「漆塗り」ではなく、「漆100%」の器を作ってしまった漆職人の武藤久由さん。
職人としての漆への情熱と愛情、加えて茶目っ気たっぷりの好奇心と探求心が拓いた、新しい道です。
益子焼の川尻さんにお願いして、登り窯の火入れを見学させてもらいました。
夜を徹して行われる2ヶ月に一度の火入れ。
真っ暗な夜の登り窯に、静かな緊張感が満ちていきます。
益子焼で有名な栃木県の益子町。
ある知り合いの企画に乗り、“益子産”にこだわりを持つ川尻製陶所を起点に、
土から粘土を作り、轆轤を回し、益子の食材と酒を楽しむ「大人の休日」を過ごしてきました。
メルボルン市内からYarra Valley(ヤラバレー)へ、ワイナリーとコアラを求めてショートトリップ。
オーストラリアワインの本場でワイン作りに触れようと思ったのですが、ものの見事にワインに溺れてしまいます。
しかしメルボルン、いいところです。
酒が好きです。日本酒、ワイン、ウィスキー、ジン、ラム、白酒、作り手の意思を感じるから世界中の酒が好きです。
日本酒の蔵元にも行ってみたいですが、その前にオーストラリアのワイナリーへ行く機会ができました。
オーストラリア、個人的に誤解していた大陸への初上陸で、それまでの硬く小さな価値観がボロボロと崩れていきます。
養蚕が盛んで絹織物が栄えた群馬県。
世界遺産が登録されたのは富岡製糸場ですが、織物が今でも盛んなのは桐生です。
前回、能楽師の吉田さんの話を聞いたのがきっかけで、絹織物に触れたくて行ってみました。
京都の能楽師さんに会う機会をいただき、東京での稽古場へ伺いました。
向かったのは東京・秋葉原。自宅から1時間の場所に、まったく知らない世界がありました。
金沢から車で1時間、山中温泉は山中漆器の産地で、漆を塗る前の木工細工の産地でもあります。
轆轤を使って木を削る腕に感動し、作品を生み出す道具の大切さに気づいて愕然とします。
東京の下町・千駄木の坂の上にある「あめ細工吉原」の吉原さんは、飴細工普及に向けて走り続けています。
新たに谷中に開いたお店、誰もが飴細工を楽しめる「飴細工体験専門店」で、魅惑の飴ワールドに浸ってきました。
唐津焼の若手作家、岸田匡啓さんの窯開きに行ってきました。
窯開きはすっかり地元のお祭りになっており、陶器はもちろん、つきたての餅や“だぶ汁”という郷土料理も楽しんでしまいます。
海と山とヒト、バリにすっかりはまってしまいました。海で遊び、友人に会い、
ダブルイカットという織物を見にアンニュイな村を訪ねたあと、日本とはちょっと違う塩作りを見に行きます。
Vol.6「能と煎茶の誘い」の前の日、京都市内から離れた山の中で、友禅染師という仙人に出会いました。
2020東京五輪の衣装を手掛ける作家。なにより、そのまっすぐな人柄に惚れました。
8月末に続き、10月も京都へ行きました
初めて触れた能に感動し、煎茶を飲んで新しい自分にたどり着きます
平安神宮で参拝し、わらびもちを食べ、仏師さんにお会いします
すると思いがけず、木工を体験することになりました
京都が面白いのは、そのなんでもありなところかもしれない
と、知った旅
「バティックを見てみたいなあ」と思ってあてもなくバリ島へ行ったところ、
バリ愛溢れるバリニーズドライバーと仲良くなることができました。
神秘のバリへ、Hot Balinese Batik Trip !
埼玉、生まれ育ったいわば故郷ですが、東西に長い埼玉は地元の人でもなかなか行かない村もいくつかありました。
そんな1つ、旧都幾川村で細川紙という和紙の紙漉きを体験したところ、
埼玉的な伝統工芸のシンジツを知ってしまいました。
唐津焼き作家の岸田匡啓(まさひろ)さんと知り合った縁で、佐賀が身近になりました。
その勢いのまま、ゴールデンウィークにやっている唐津、波佐見、有田の焼き物祭りを一気に巡ってみようと。
あんな狭いエリアに、見事に3つの個性に分かれる焼き物地帯があることが驚きです。